今回の地震で生き残っていたものの中に
フロントの頭上にある信楽焼の日本の四季があります。
見事に無傷で凛としています。
特別室の入り口のルームエントランスランプも。
どれも芸術品。
緑水亭の建物そのものが、まさに芸術品です。
秋保の山の上、高台に建つ宿。
切り開いた入口坂道は苔で人々を魅了します。
石材業の名残と頑固な先代のセンスがちりばめられた
館の復旧は、それは専門職人の匠の技の結集がないと
不可能です。
高台にある大きな館を支える、内臓部分の損傷を
それぞれのプロたちが綱いいでくれます。
守り抜く気力を持ち続ける。
私に課せられた使命。