日本食文化を無形遺産に!

緑水亭 若女将 高橋知子

2013年01月12日 11:39

皆様、日本食はお好きですか?

「和食」と一口に言いましても様々。
日本の食文化には日本人の気質に基づいた習わしがあるのです

少々お堅い冒頭となりました。
今日は何をお伝えしたえしたいかと申しますと・・・・

今、農林水産省にて日本食文化をユネスコ無形文化遺産に登録申請しているのです。
2012年3月に申請。

今秋には結果がでるとのこと
手ごたえはじゅんぶんアリというご報告を受けました。


わたくし、2012年2月に農林水産大臣よりボランタリープランナーに任命されました。


「食」を通じて様々な分野、国の6次産業化等に先導的に取り組んでいるというところを認めていただきました。
観光、旅館業におきまして、秋保温泉地区では環境保全米の栽培、収穫、加工、など実際に年間通じて「食」に関する発信が多いのも事実でございます。

今後もお客様への「おいしいもの」「地場のもの」のご提供はもちろん、地元の農家の皆様との連携も深くしていき秋保温泉地区の「食」の層を厚くして参りたいと思っております

さてさて話を戻しますが、ユネスコ無形文化遺産。
日本では他にどのようなものがあるのかと申しますと、、以下のようなものがございます。
こちらはほんの一部。
1 能楽(のうがく) 社団法人日本能楽会 2008年
2 人形浄瑠璃文楽(にんぎょうじょうるりぶんらく) 人形浄瑠璃文楽座 2008年
3 歌舞伎(かぶき) 社団法人伝統歌舞伎保存会 2008年
4 雅楽(ががく) 宮内庁式部職楽部 2009年
5 小千谷縮・越後上布(おぢやちぢみ・えちごじょうふ) 新潟県 2009 年

そしてそして

秋保にもなんと無形遺産があるのです


秋保の田植踊(あきうのたうえおどり) 宮城県 2009年

宮城県内では唯一でございます

私もこの田植え踊りを見たことがありますが、子供達が一生懸命踊ります。
かわいらしいですよ。

無形遺産とは何?何?
調べました。

「無形文化遺産とは、人びとの慣習・描写・表現・知識及び技術並びにそれらに関連する器具、物品、加工品及び文化的空間のこと。建造物など形があるもの(不動産)である世界遺産に対し、無形文化遺産は形にならない人間が持つ知恵や習慣などが対象になる。」

ふむふむ

旅館でもお食事を提供しておりますが、やはり日本食、いわゆる和食です。
お膳で食べる。
畳に座って食べる。
箸で食べる。
お碗でいただく。
季節を感じる。

これって日本独特ですよね。

農林水産省から「日本食の特徴」ということで4つの特徴があげられております。
① 多様で新鮮な食材と素材の味わいを活用
② バランスがよく、健康的な食生活
③ 自然の美しさを表現
④ 年中行事との関わり

ふむふむふむふむ

勉強になるわー
昨日、担当者の方とお話させていただいてその晩にテレビで「信長のシェフ」というものが放送されており、私的にはドンピシャリ

日本の食の魅力を見せられた一日でした。


最近の日本では主に若者に「朝ごはんは何を食べてきたの?」と聞きますと「ケーキ」とか「ドーナツ」とか返ってくることが多いとのこと。
農林水産省でもこの事に関して日本の食料自給率に危機感を感じている。どうにかせねばっ
ということで、若者、そして子供達にむけての「食べ物のはなし」や「きちんと食べる」ことの提案を積極的に行っていらっしゃいます。


口から体に入れるものだから、そりゃあ(笑)おいしいものは食べたいですが、それだけではなく体つくりにもつながりますから、ぜひ知識をもって食べることを大事にできたら素敵ですね。


今年の秋。
日本食文化が無形遺産に登録されますように

私も日本食文化をお客様にお伝えできる立場といたしましてもっと勉強し、「日本食文化」の魅力を後世にも伝えてまいりたいと思います。




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